読書日記

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「復活の日」 (角川文庫) 小松左京(著)・読後感

『復活の日』(ふっかつのひ)は、小松左京が1964年に書き下ろしで発表した日本のSF小説である。また、同作を原作に、(旧)角川春樹事務所とTBSの製作により、1980年6月に東宝系で公開されたSF映画である。英題は“Virus”。
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「山本周五郎名品館Ⅳ:将監さまの細みち」山本 周五郎 (著), 沢木 耕太郎 (編集) ・読後感

最終学歴は尋常小学校卒です。現在であれば、中学校2年までの学歴しかありません。その後、山本 周五郎氏は社会人として働きに出ます。なぜ、学歴を記したかと言えば、学歴が無くても、日本文学史に残る優れた小説を後世に残した作家のひとりだからです。
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素敵なカフェ空間で、愛する小説を読んでみたい【読書日記】 

好きな作家のひとりに、池波正太郎氏がいます。初めて目に触れた時代小説は、池波正太郎氏の作品でした。どんなタイトルだったのか忘れましたが、それからというものの、池波正太郎氏の時代小説の多くに出会いました。面白くて夢中になって読める小説です。
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「蠅の帝国 (新潮文庫) 」帚木蓬生(著)・読後感

本書は、志那事変から太平洋戦争終結後までの期間、内地、満州、中国大陸、東南アジアを舞台に、軍医と医師を主人公とした全十五話からなる短編集である。主人公は古手大尉一名を除き、中、少尉、軍医見習い士官、医師と、いずれもが二十代半ばの若者たちで、彼らが医学者として戦争にどのように向き合ったのかが描かれている。
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「アフリカの蹄 」帚木蓬生(著)・読後感【読書日記】

絶滅したはずの天然痘を使って黒人社会を滅亡させようとする非人間的な白人支配層に立ち向かう若き日本人医師。留学先の南アフリカで直面した驚くべき黒人差別に怒り、貧しき人々を救うため正義の闘いに命をかける。黒人差別に怒る日本人医師を描く冒険小説! 
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「水曜日の凱歌」乃南 アサ (著)・読後感【読書日記】

昭和20年8月15日水曜日。戦争が終わったその日は、世界のすべてが反転してしまった日、そして女たちの戦いが幕を開けた日だった。14歳の鈴子は、進駐軍相手の特殊慰安施設協会で通訳として働くことになった母とともに、慰安施設を転々とする。
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「騎士団長殺し」村上春樹(著)・読後感【読書日記】 

妻との離婚話しから自宅を離れ、友人の父親である日本画家のアトリエに借り暮らしすることになった肖像画家の「私」は、アトリエの屋根裏で『騎士団長殺し』というタイトルの日本画を発見する。アトリエ裏の雑木林に小さな祠と石積みの塚があり、中には仏具と思われる鈴が納められていた。
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「55歳からのハローライフ」(幻冬舎文庫)村上龍(著)・読後感

離婚したものの、経済的困難から結婚相談所で男たちに出会う女……。みんな溜め息をついて生きている。人生をやり直したい人々に寄り添う「再出発」の物語。感動を巻き起こしたベストセラー! 
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短編小説×アート「ねむり」(新潮社刊)村上春樹:著・読後感

眠りを失くした主婦がこの短編小説の主人公で、『ねむり』について心境を独白している物語です。これと言って起伏のある物語ではありませんが、文章そのものに味わいがあります。あるいは語り口調に、読者を酔わせる魔力がある、といえばよいのでしょうか。 
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夜明けの星 (文春文庫)Kindle版 池波 正太郎(著)・読後感

越後の国を出て十六年、江戸の町で父の仇敵を探し続ける浪人・堀辰蔵。飢えて疲れきった辰蔵はある日ささいなことで逆上し、見知らぬ煙管師の頸すじに斬りつけてしまう。父と仲良くふたり暮しだった煙管師の娘・お道は、これで天涯孤独の身となった。 
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