「暮らし」という言葉は、日常生活や日々の営みを指す言葉です。具体的には、住む場所や食事、仕事、家族との時間など、人が日々の生活を送るために行うすべてのことを含みます。
日本語で「暮らし」という言葉を使うときは、単なる物質的な側面だけでなく、心の満足や生活の質、幸福感なども含めて、広い意味での日常のあり方を表現することが多いですね。人生も、「暮らし」に関連される言葉になるようです。
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小説の題名を忘れることが多いせいか、図書館で借りた小説を読み始めてから既読していたことを知ることがあります。
けれど、味わい深い池波 正太郎氏の作品であれば、読み返してしまいます。何度でも味わえる物語に出会い、凡庸な日常の生活から離れて、物語に浸る時間はわたしには幸せなひとときに思えるのです。この小説も、わたしにとってそんな一冊です。
この小説を読み進めて、うっすら憶えているエピソードもあれば、鮮明に思い返される場面もありました。
既読した池波 正太郎氏の小説の中で、おもしろくないと思えた物語はありません。
それほど物語の構成力に優れ、人情味あふれる物語が描かれています。エンターテイメント作品で一級品であることは間違いはないと思っています。オススメしたい小説ですね。
池波 正太郎(いけなみ しょうたろう、1923年(大正12年)1月25日 – 1990年(平成2年)5月3日)は、戦後を代表する時代小説・歴史小説作家。『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』『真田太平記』など、戦国・江戸時代を舞台にした時代小説を次々に発表する傍ら、美食家・映画評論家としても著名であった。
越後の国を出て十六年、江戸の町で父の仇敵を探し続ける浪人・堀辰蔵。飢えて疲れきった辰蔵はある日ささいなことで逆上し、見知らぬ煙管師の頸すじに斬りつけてしまう。父と仲良くふたり暮しだった煙管師の娘・お道は、これで天涯孤独の身となった。近隣の人々に見守られ、気丈に生きていくお道と、仇討ち転じて闇の世界の仕掛人となった辰蔵の凄絶な半生。折にふれ、奇妙にもつれ合うお道と辰蔵の運命を、池波正太郎が円熟の筆で描いた名作。
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