日本語で「暮らし」という言葉を使うときは、単なる物質的な側面だけでなく、心の満足や生活の質、幸福感なども含めて、広い意味での日常のあり方を表現することが多いですね。人生も、「暮らし」に関連される言葉になるようです。
また、個々人の生活スタイルや生活環境も「暮らし」に含まれます。たとえば、「田舎の暮らし」「都会の暮らし」というように、生活の場所や状況に応じて異なる意味合いを持つことがあります。
元作家の記事のタイトルは、「2年半で印税200万円…契約社員をやめたラノベ作家の後悔」でした。(2020年10月-記事)
「出版依頼がなくなり、そのままフェイドアウトって感じです。要は出した本がどれも全然売れなかったんです。ラノベといってもベストセラーになるような作品はほんの一部。僕みたいな初版どまりが続いていた人間に、チャンスはそう何度もありませんでした」 出典元: https://bizspa.jp/post-363762/
ある方の作品が、小説投稿サイトでそこそこの人気を得ていたので、その作品をたまたま読んだ編集者から連絡が来て、出版の運びになったそうです。また別の方の同じような記事を読んだ記憶があります。例え幸運にも、出版社からデビューできたとしても、初版止まりの売れない状態が続けば、相手にされなくなる事実を踏まえ、天国から地獄の状況になることを覚悟しておかなければいけないのでしょうね。
その事実を想像もせずに、小説投稿サイトで創作活動されている人々の中には、文学新人賞公募の選考結果に疲れを覚え、そのような形で出版社からのオファーの機会をうかがっている作者もおられるのではないでしょうか。しかしながらその事実を見据え、覚悟して夢見たほうが賢明かもしれません。
出版社からリリースされる商業出版物は売れなければいけませんので、著者の立場として、目に見えない重圧は想像もおよばないほど強烈なものだと思います。その中で創作活動を続けるわけですから、心が壊れても不思議ではありません。幾度、新作をリリースしても、初版どまりが続いていくということは、例えていえば、社会から兵糧攻めにあっているようなものです。プロ作家にとってそれは、作品が売れない=食えない、ということになります。厳しい現実を突きつけられるわけですね。
約2年半の間に複数のペンネームを使って7冊のラノベを発表しましたが、いずれも鳴かず飛ばずで散々な結果に。出版社との間に「○年間で×冊」というちゃんとした出版契約があったわけではなく、最後の作品を出してからは連絡がまったくないそうです。 出典元: https://bizspa.jp/post-363762/2/
そういう私も、以前は出版社からのプロデビューを夢見て、名立たる文学新人賞の公募に挑戦していました。しかし結果は、惨敗の連続でした。
それから小説投稿サイトに軸を移して、くすぶっていた時期もありました。アマゾン、キンドルダイレクト・パブリッシング(セルフ出版)、いわゆるKDPに出会ってからは、新作の小説をキンドルストアでリリースするようになりました。そしてコツコツと自著の広報活動を、noteやTwitterでしているのが現状です。自著はすべてキンドル‐アンリミテッドの作品になっていますので、無冠で無名の著者であっても、怒涛の如く読まれることはありませんがぼちぼちと読まれています。
小説家志望の方の中には、出版社から紙の書籍をリリースされて、初めて「作家」になると思われている方がいて、電子書籍のKDP作家を世間でいう「作家」とは認めない不思議な方もおられるようです。数は少ないですが、キンドルダイレクト・パブリッシング(セルフ出版)でも活躍されている小説家の方がいて、兼業、あるいは専業作家として活動されています。それは出版社からデビューされている物書きの方も同じで、出版社から書籍をリリースしていると言っても、生活するだけの稼ぎが保証されているわけではありません。出版社からリリースされているということは、第三者の確かな目が通されていて、それが書籍のレベルの担保になっているように思えるのですが、現実はそうでもない作品もあるようです。
キンドル‐アンリミテッド(読み放題)は、定額の有料図書館のようなものなので、書籍を購入(ダウンロード)するハードルが低いことがいいのでしょうね。だから私のような物書きの小説でも、読んで頂けるのだと思っています。
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