「純猥談 – 私たちの過ごした8年間は何だったんだろうね」を鑑賞しました。【短編映画・鑑賞記録】

短編映画・鑑賞記録
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日本語で「暮らし」という言葉を使うときは、単なる物質的な側面だけでなく、心の満足や生活の質、幸福感なども含めて、広い意味での日常のあり方を表現することが多いですね。人生も、「暮らし」に関連される言葉になるようです。

透明感のある映像の美しさに軽いため息をつきながら、つい、見入ってしまうほどでした。物語の全体の流れとしては破綻しているというか、現実感に欠けているように思えるのですが、ひと場面ごとの映像で完結していると考えてみれば納得できそうな、詩の世界に入り込んだような映画になっています。ああ、そうだ。これは妄想の世界なんだ、白昼夢なんだと。そのように思えば、納得できそうな短編映画です。

ただ、ただ、出演者の演技が際立っていて、切ない感情が映像に溢れていました。情景と出演者が放つ感情が、溶け合っているような短編映画でした。そして何よりも、ひと場面ごとの情景の映像が目を引くほどきれいで、切ない感情とともに残滓として心によどみそうになります。美しい映像美でした。

切なくなるような、ロマンスが滲んでいる感覚を呼び覚ますような物語。そんな恋愛小説のかたちを描いてゆきたいと考えています。応援していただければ幸いです。よろしくお願い致します。

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