『ノーサイド・ゲーム』池井戸潤著の読後感

読書日記
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『ノーサイド・ゲーム』は池井戸潤氏の小説で、2019年6月11日にダイヤモンド社から単行本が刊行されました。また、2019年7月期にTBS系でテレビドラマ化されていて、見事なまでにメディアミックスの販売戦略として周到な計画がなされていたような作品です。

読後感としては、エンターテインメント小説の王道が遺憾なく発揮されたような内容でした。小説の筋には必ず登場人物の対立する軸を絡め、ドラマ性のある世界観を見せています。だから人々を楽しませる娯楽小説としては充分だと思います。私はラグビーの試合を観戦したことはありますが、ルールが分かりませんのであまり興味深く見る視聴者ではありませんでした。だからこの小説を読みながら試合の状況を頭に描いてみるのですが、試合状況が漠然としか思い浮かびませんでした。しかしながら、ラクビーの社会人チームにいる人たち。所属する企業の人間模様の描き方は秀逸で、読んでいて退屈することはありませんでした。小説の構成にも、池井戸潤氏の一芸を感じましたしね。

『ノーサイド・ゲーム』のあらすじをお知りになりたい方は、ウィキペディアをご覧くださいね。

ノーサイド・ゲーム - Wikipedia
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切なくなるような、ロマンスが滲んでいる感覚を呼び覚ますような物語。そんな恋愛小説のかたちを描いてゆきたいと考えています。応援していただければ幸いです。よろしくお願い致します。

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