JR小倉駅から魚町銀天街を歩いてみた - 暮らしと住まい・ブログ

「暮らし」という言葉は、日常生活や日々の営みを指す言葉です。具体的には、住む場所や食事、仕事、家族との時間など、人が日々の生活を送るために行うすべてのことを含みます。
日本語で「暮らし」という言葉を使うときは、単なる物質的な側面だけでなく、心の満足や生活の質、幸福感なども含めて、広い意味での日常のあり方を表現することが多いですね。人生も、「暮らし」に関連される言葉になるようです。

「魚町銀天街（福岡県北九州市）」
空きビルをリノベーションし、若者や起業家が集まる拠点として再生。リノベーションスクールを通じて、地域課題の解決に取り組む市民力が評価され、内閣総理大臣賞を受賞しました。
出典: (asahi.com)

日本各地で衰退した商店街を再生する取り組みが積極的に行われています。これらの活動は、地域の特性や歴史を活かしながら、住民や行政、企業が連携して進められています。以下に代表的な事例をご紹介いたします。

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※　前回の「丸亀町商店街・再開発の成功の秘訣【高松市】」が前編になり、このページの「JR小倉駅から魚町銀天街を歩いてみた」が後編に当たります。

2024/07/11 :魚町銀天街（福岡県北九州市）

JR小倉駅前のペデストリアンデッキから小倉中央商店街～魚町銀天町～サンロード魚町～ルネッサンス魚町～魚町２番街まで歩いてみました。

達也

地域住民の関与を促す効果的手法はどんなものがありますか？

綾香

地域住民の関与を促すには、「参加しやすさ」と「参加する意味の見える化」が鍵です。下記のような手法が、実際に多くの商店街再生プロジェクトで成果を上げています。👥🌱

🧩 地域住民の関与を促す効果的な手法

🧩 地域住民の関与を促す効果的な手法

1. ワークショップ形式の意見交換会

ただの説明会ではなく、「どうしたいか？」を対話する場に。
「地図に夢を書き込む」「思い出を語る」など参加型が効果的。
子ども～高齢者まで年代別に分けると意見が出やすい。

2. 地域限定イベントの共催

地元の学校や町内会と連携し、地域のお祭り・マルシェを一緒に開催。
「運営側」に住民を巻き込むと、当事者意識が強くなる。
例：手作り市、こども商店街、昭和レトロ市

3. 小さな「役割」をつくる

一度に大きなことを頼まず、「のぼり旗を出す人」「SNSに投稿する人」など分担。
「◯◯さんがやってるから手伝おう」という心理が働きやすい。

4. 住民の知恵・特技を活かす場

元教師、料理好き、大工、写真愛好家など、地域の資源は人材。
「特技を活かせるコーナー」や「地元先生による教室」を開くと一気に巻き込める。

5. 成果を見せてフィードバック

住民の意見が反映された結果を「見える化」して報告（例：ビフォーアフター掲示板）。
「言って終わり」でなく、変化が実感できると次も参加したくなる。

6. 世代間交流の場をつくる

高齢者の知恵 × 子どもの柔軟さの融合。
例：おじいちゃんが語る街の昔話＋こどものイラスト展示

✅ 成功に導くポイント

ポイント	説明
🪴 低ハードルで始める	「顔を出すだけ」でもOKな雰囲気を作る
🙌 自発性を大事にする	やらされ感をなくし、「やってみたい」を引き出す
💬 会話のきっかけを設ける	商店街の中にベンチや掲示板を設け、偶発的な出会いを促す

綾香

地域の力を引き出すには、「小さな関与」の積み重ねが大きなうねりになることを意識すると良いですね✨

達也

成功事例で特に効果的な手法は何でしょうか？

綾香

素晴らしいご質問ですね。日本全国で行われている商店街再生の成功事例から、特に効果的だった手法を厳選してご紹介します。実際に結果が出ている取り組みなので、他地域でも応用可能です📈✨

🎯 特に効果的だった手法ベスト5

1. 【地元資源×ブランディング】「カバンストリート」（兵庫県豊岡市）

地元産業「かばん製造」に特化したコンセプトを打ち出し、商店街の全体を“かばんの街”に再設計。
道路にはかばん型マンホール、店舗ではオリジナルかばん展示など、街全体に統一感。
→ 観光客増加と地域PRに直結。

2. 【市民主導のまちづくり会社】「丸亀町商店街」（香川県高松市）

地元住民・商店主・専門家が出資して「まちづくり会社」を設立。
再開発で住宅・商業・医療・公共施設が共存する複合街区を開発。
→ 長期視点で収益と住環境を両立。全国のモデルに。

3. 【観光×昭和レトロ】「昭和の町」（大分県豊後高田市）

街並み・商品・接客すべてを昭和30年代風に再現。
懐かしさと珍しさが観光客に大ヒット。
→ 地元に仕事と人の流れを呼び戻す。

4. 【高校生運営の店舗】「吉商本舗」（静岡県富士市）

商業高校生が実際に商店街でお店を運営。
若者のエネルギーが街に活気を与え、空き店舗活用にもつながった。
→ 教育×地域貢献の好循環。

5. 【リノベーションスクール】「魚町銀天街」（北九州市）

空き家・空きビルをテーマに、市民・専門家が一緒にリノベーション企画を立案・実行。
スクール修了後は実際の事業として事業化支援。
→ 空き店舗再生が加速。市民の「自分ごと化」に成功。

🔑 共通する成功のポイント

ポイント	説明
🧭 明確なテーマ性	例：「かばんの街」「昭和の町」など独自の個性
🤝 地域主体・共創型	住民、学生、行政、企業が役割分担
💡 実験的な試みの受容	チャレンジショップやイベントから始める柔軟性
📣 ストーリーある発信	ただの売り場ではなく「語れる商店街」へ

綾香

これらの手法は「地域の強みを活かす＋人の流れを生む」ことで持続可能性を高めています。

達也

今日も、色々と教えてもらってありがとう!

綾香

こちらこそ、ご丁寧にありがとうございます😊
商店街の再生というテーマは、とても意義深く、地域の未来を変える大切な取り組みです。達也さんのように関心を持ち、深く考えてくださる方がいることで、まちはきっと良くなっていきます。
もし、またアイデアや具体的な相談をしたくなったら、いつでもお声かけくださいね。